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タリウム事件の少女「母の病状好転、飲ませなければ」

 静岡県伊豆の国市、県立高校1年の女子生徒(16)が母親(47)を劇物タリウムで殺害しようとしたとされる事件で、女子生徒がパソコンに残していた日記に、母親の血圧を記録し、「病状が好転してきたので飲ませなければ」とする内容の記述をしていたことが6日、県警の調べでわかった。


 また、日記には、母親のコップを「洗ってくる」と言って病室から持ち出し、タリウムの水溶液を付着させたとも記されていた。


 県警では、女子生徒が入院後もタリウムを摂取させようとした可能性もあるとみて、母親の容体と記述の信頼性について、慎重に裏付けを進めている。
(2005年11月7日3時20分)