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高1女子入院、タリウム飲まず?

 静岡県伊豆の国市の県立高一年女子生徒(16)が母親(47)を劇物タリウムで殺害しようとしたとされる事件で、女子生徒が殺人未遂容疑で逮捕される前に体調を崩し入院した原因は、タリウムではなく睡眠導入剤とみられる薬物を服用した可能性が高いことが五日、同県警少年課などの調べで分かった。


 調べでは、母親は八月中旬からじんましんなどを発症。十月二日に入院したが、その後も悪化する母親の症状に疑問を抱いた女子生徒の兄が同二十日、医師に「妹が薬物を投与したかもしれない」と相談。病院が警察に通報した、という。


 女子生徒は警察が事件を認知した翌日の二十一日、自室でぐったりしているところを家族に発見されて入院。三十一日に退院し、逮捕された。