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母親毒殺未遂の高1少女、タリウムを薬局で購入

 静岡県伊豆の国市、県立高校1年の女子生徒(16)が母親(47)に劇物タリウムを摂取させたとされる殺人未遂事件で、女子生徒はタリウムを自宅近くの薬局で購入したことが1日、県警少年課などの調べでわかった。


 調べによると、女子生徒は、購入の際、住所、氏名を書類に記入。薬局側も不審に思わず販売していた。


 タリウムは少量ずつ飲食物に混ぜて複数回、母親に摂取させたとみている。


 また、女子生徒が日記形式の簡易ホームページ「ブログ」に記したタリウムの購入状況やインターネット取引の履歴から、同課などは別の方法でも入手した可能性があるとみて調べている。ブログには、動機をうかがわせる記述や母親の容体が悪化する様子、幻覚を見始めたことなどが記されていた。


 女子生徒は容疑を否認しているが、部屋には解剖し標本化した小動物が複数あり、また、粉末状のタリウムや数種類の薬物、化学関係の本などがあった。