7 月 8 日 晴れ

幻影と代替

僕の前の席のカネダ君は僕の事を嫌っています。
僕と顔が遭うと直ぐに背けますし、
僕の机をまともに運んでくれません。
今日は僕の机を尻で押しながら運ぶ彼と、目が合いました。
手で触りたくないようです。


カネダ君は中学校の頃の僕の知人と顔が似ています。
彼等は何時も僕をからかっていました。
僕の物はよく無くなりましたし、
それらは彼等の手の中で見つかる事の方が多かったです。
でも、3年生に成るまでは彼等だけが僕の話し相手でした。
仮令其れが如何に僕にとって嫌な行為であろうとも、何時も欠かさず僕の名を呼び続けてくれたのは彼等でした。
そんな彼等の内の一人と、カネダ君は本当によく似ています。




今度は僕が猫の役をやる、君は鼠をやってくれ。

散髪

髪の毛を切りました。
もう十分短かったのに、鏡の前に立つと自分を止められなくなります。
爪の時と同じです、あれは20本切っても切り足りなく感じます。


今回の出来栄えは、余り良くありませんでした。
短すぎです。