空気
帰り掛けに「さようなら」と彼に声を掛けたけれども、
彼はずっと前を向いたままで、此方を見てくれもしませんでした。
僕は聞きました「どうしたの」とでも、結局彼は何の反応も起こしませんでした。
ずっと前を向いたままでした。
まるで僕なんか存在しないみたいに。
本物
道を歩いていた野良犬を蹴ったら、キャンキャン喚きながら、地べたを這いずり回った。あはは、まるで本当の犬みたい。
共感と慰め
寂しいよ、君たちの言葉で安心させて欲しい。生きてる時寂しかったら、あの世では皆と仲良く過ごしたい
理論的に無理だけど、そんな気持ち。もう何もかも捨て...