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毒殺未遂、女子高生の鑑定留置決定

 静岡県で女子高校生が母親にタリウムを飲ませたとされる殺人未遂事件で、女子生徒は精神鑑定のため、鑑定留置されることになりました。


 女子生徒は逮捕から2週間経った今も否認を続けていて、雑談などには応じるものの、事件や家族のことに触れると、捜査員のことを「テメエ」と呼ぶなど荒っぽい言葉遣いになり、取り乱すこともあるということです。


 また、犯行の様子を記述したとみられるパソコンの日記は「現実と空想を交えて書いた」などと供述しています。


 捜査当局は「この女子生徒の精神状態や責任能力があるかどうかなどを調べる精神鑑定が必要」と判断し、裁判所に鑑定留置を請求。沼津簡易裁判所は来年2月17日までの鑑定留置を決めました。


 女子生徒は「タリウムを買ったのは実験のため」と話していて、警察は母親の毛髪などから検出したタリウムと自宅から押収したタリウムが一致するかどうかの分析を急いでいます。
(2005/11/14 18:00)